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2023/12/04

ダイニングテーブルの天板の塗りなおし

ダイニングテーブルの天板の塗りなおし

こんにちは。スタッフ上田です。

 

今日は最近少しずつ増えつつある修理の一つ、テーブルの天板の塗り直しについてご紹介したいと思います。

 

 

ダイニングテーブルは毎日使う家具の一つですので、生活傷、塗装の剥がれ、汚れ、輪じみ、経年劣化などがどうしてもおこってきます。

また食べ物、飲み物の水分が付着しやすいダイニングテーブルの場合、いくら気を付けても塗装が剥がれた部分の傷から水分が入り込み、表面がボコボコしてしまったり、また使用していくうちに、傷ついた部分が広がり、悪化スピードを早めてしまう可能性が高くなります。

 

テーブルの傷は見た目を損ねるだけでなく、テーブルの劣化を進めてしまうことがあるので、ダイニングテーブル、特に天板の塗り直しはとても大切なメンテナンスの一つです。

 

 

 今回は、天板の塗り直しということで、まずは、塗り直す前のBEFORの写真です。

↓  ↓  ↓  ↓  ↓

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 黒いシミがができてしまっています。黒いシミはいくら削っても落ちない可能性もあるので、今回は天板のみグレーで塗り直し(上塗り)をしていきます。

 

ここからは、作業工程をご紹介します。

 

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まずは、古い塗装を剥がしていきます。

はじめは、粗いサンドペーパー(#60~#100)で研磨します。木地の状態になるまで落としていきます。

研磨は1番時間がかかり単調な作業ですが、塗装の仕上がりに関わってくるので1番重要な作業です。

研磨後、一見綺麗に見えますが、削り跡があるので、次はもう少し細かいサンドペーパー(#120~#150)で研磨します。

仕上げは更に細かいサンドペーパ(#240~#400)で研磨します。

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表面を整えた後、色を着色していきます。

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下地(木)と上塗り塗料をしっかりと密着させ、木の導管に上塗り塗料が吸い込まれるのを防ぐため、下塗りをします。木工家具を美しく仕上げるためには、この下塗りがとても重要になってきます。

 

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下塗り塗料を塗った後は、表面がとてもざらつくので、さらに細かいサンドペーパーで削り表面を滑らかにしていきます。

中塗りをします。この時点でとても綺麗に見えますが、まだまだ完成ではありません。永く美しく使っていただくために、この後、表面の研磨と補色、上塗りをしていきます。

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上塗りをするための色を調合します。今回はグレーを作っていきます。

 

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上塗りをします。今回はサイドの木の素材はそのまま残し天板のみグレーで塗装します。

最後は、耐久性の向上のためクリアでコーティングしていきます。

 

 

 完成です。

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天板の色が変わるだけで、とても雰囲気が変わりました。

雰囲気が変わるだけでなく、直すことで、家具の寿命を延ばすことにも繋がります。

 

 

テーブルの塗装は、まずは、見た目を整える「美観」と、これから永く大切に使うための木の「保護」という観点でも、とても大切です。※「防水」や「防カビ」の役割もします。


お気に入りのダイニングテーブルを綺麗な状態で永く使うために、傷の修理、天板の塗り直しはとてもお勧めです。

 

また、普段のお手入れは、食後に、水拭きをして、汚れを落とし、乾拭きで水分をしっかりと拭き取ってあげるだけで塗装の劣化スピードは抑えられます。

毎日使うものだからこそ、定期的にメンテナンスをする事で気持ち良く使用することができます。

 

快適に気持ち良く日々の暮らしを整えて行きましょう。