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私達は愛媛県松山市の三津という古い建物が多く残る港町で家具の修繕をしています。

 

SDGsという言葉が浸透してきたとはいえ、まだまだ今の日本では壊れたら捨てる、という風潮が根強くあります。 

 

前職では毎日のように、まだ壊れていない家具が処分される光景を目にしてきました。

 

廃棄された家具はどこに行くのか?

 

どんどん新しい資源を使い、新しいモノが作り続けられていっていいのだろうか?

 

子供達や孫、100年後の将来の人達が生きる社会は、どのような社会になっているのだろうか?

 

いつしか抱いた疑問です。

 

現代の世の中は家具だけでなく、あらゆる「モノ」が大量に作られ、大量に消費、廃棄されています。

 

世界の温暖化や環境破壊も刻一刻と深刻化してきています。

 

これらの問題を解決するには、政治、経済、価値観や文化の違いなど様々な課題があり、簡単には解決はできないかもしれません。

 

それでも、今の大量生産、大量消費からの脱却を目指していく。

 

自分達にできる「家具修繕」という役割を通し、せめて自分達が関わっている「家具」という仕事で少しでも貢献していく。 

 

そしていつの日か「家具が次に受け継がれる」ということが当たり前の社会になるように…。

 

それが私達の目的であり理念です。