Blog
- 2024-06(1)
- 2024-04(2)
- 2023-12(2)
- 2023-11(1)
- 2023-07(2)
- 2023-05(1)
- 2023-03(1)
- 2023-02(3)
- 2023-01(2)
- 2022-12(1)
- 2022-11(1)
- 2022-09(2)
- 2022-07(1)
- 2022-06(2)
- 2022-05(1)
- 2022-04(2)
- 2022-03(2)
- 2022-02(2)
- 2022-01(1)
- 2021-12(3)
- 2021-11(3)
- 2021-09(2)
- 2021-07(1)
- 2021-06(2)
- 2021-03(1)
- 2020-12(10)
- 2020-09(1)
- 2020-08(1)
- 2020-06(1)
- 2020-05(2)
- 2020-04(1)
- 2019-11(1)
- 2019-10(3)
- 2019-09(1)
2021/12/06
「GE290 3」/ ハンス J. ウェグナー
ハンス J. ウェグナーによりデザインされた「GE290」。
今回はヴィンテージの3人掛けのご紹介です。
現在も現行品が作られている「GE290」ですが、ウェグナーがデザインしたソファやデイベッドのメーカーとして知られているGetama社(ゲタマ)が製作しています。
ゲタマ社はもともとマットレスを作るメーカーでした。
創業者のカール・ペダーセンが元家具職人だったこともあり、のちにマットレスを活用したベッドなどを製造する家具工房を新たに立ち上げます。
そして1950年代に入り、ウェグナーのデザインしたソファやデイベッドの製造を始めました。
人気の高い「GE290」シリーズですが、デザインだけでなく、長く使う上で、とても機能的な点がいくつかあります。
修理の仕事をしていて、よくご相談を受ける中に「ソファの張り替え」があります。
ソファの形状にもよりますがサイズが大きくなれば、その分価格が数十万とかかることが少なくありません。
特にアームや背面が、ファブリック、革で覆われている「張りぐるみ」のソファは、生地を張る面も多く、高度な技術が必要になる為、張り替えの費用も高くなっていしまいます。
その為、多くの方は張り替えの価格を聞いて驚かれてしまいます。
その点「GE290」はクッションが独立している上に、いくつかに分かれているため、生地が汚れたり破けてしまった場合も部分的な修理が可能です。
その分コストもかかりにくいのです。
クッションを取り外せて、日々のお手入れがしやすいのも嬉しいポイントです。
同じ場所に座り続けることで、そこだけが痛みやすくなりますが、そんな場合は、定期的にクッションの位置を変えていただくと良いと思います。
また、木のフレームに傷が付いてしまっても「オイル仕上げ」というご自宅でもメンテナンスできる塗装方法なので、紙やすりで削ってオイルを塗れば綺麗になります。
家具を長く使う上で、修理が必要になったとき、修理がしやすい、コストがあまりかからないかどうか、ということが重要なポイントになってきます。
その為にも、家具選びの際に10年、20年後、、と少し先のイメージをしてみるのも良いかと思います。
今回ご紹介した家具
【GE290 3/ハンス J. ウェグナー】
size:W181cm×D85cm×H70cm(SH40cm)
¥788,700(リペア後/参考価格)
※リペア前の場合は、お好きな生地で張り替えが可能です。
※生地の種類によって、価格が変動します。
Tukuroi(ツクロイ)
愛媛県松山市三津1-2-8
カールハンセン&サン正規取扱店
北欧ヴィンテージ家具
家具修理
営業日:土曜日(11:00〜17:00)
定休日:日曜日
※平日は予約制になります。お気軽にご連絡下さい。