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2020/12/31

改めて自己紹介⑨「独立」

2018年3月27日、4月に出産を控えた妻と長女が先に松山へ出発しました。

 

遅れること8月に自分も松山へ移住しました。

 

8月、9月は大塚家具の有給が残っていたので、それを消化しつつ、役所に行って移住の手続きや独立に向けての準備をしていました。

 

そしてついに10月1日、税務署へ行き開業届を出しました。

 

自分の長年の夢であり、目標だった独立は書類を提出するだけであっという間に終わりました。

 

しかし、心の中ではようやくスタートラインに立てた喜びでいっぱいでした。

 

家具修理業で届け出をし、屋号は「Tukuroi」。

 

家具を修理するということをより暮らしの身近に感じて欲しいという思いで「繕う(つくろう)」という言葉を少し変えて屋号にしました。

 

作業場は今も住んでいる妻の実家の一部屋です。

 

しかし、いざ独立はしても松山に知り合いもいなければ、友達もおらず仕事は全くありません。

 

唯一、妻の妹が以前働いていたカフェの方を妻も知っていたので、その方に初めての営業をしました。

 

カフェのオーナーの方はとても良い方で、会ったばかりなのに初めての修理のお客様になっていただきました。

 

また、松山の色々なお店や会社をされている方も紹介してくださいました。

 

それでも実際に生活するためにはお金が足りず、妻のお父さんの仕事を手伝ったり、単発のアルバイトをしたり、郵便局のアルバイトをして食い繋ぎました。

 

よく独立に関する本に始めるのは簡単だが軌道に乗るまで、そして続けることが大変と書いていますが、まさにその通りです。

 

何とか食い繋ぎ、ちょっとづつですが修理の依頼が入り始めた2019年の2月、自宅での作業は音や粉塵、臭い、そして広さ的にも限界がきていたので倉庫を借りようと決心をし、物件を探し始めました。

 

色々と物件を探す中、縁あって愛媛県松山市の港町、三津にある今の倉庫をお借りすることができ、移転することになりました。