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2020/12/30

改めて自己紹介⑥「大塚家具時代」

 「修理をする『工房』という部署があるんだけど、そちらに興味はありますか?」

 

倉庫スタッフを募集していたので、それでもいいと思って応募し、受けた大塚家具の面接。

 

人事の方から驚きの言葉をかけてもらいました。

 

そもそも、大塚家具に修理工房があるとは知りませんでした。

 

半ば諦めていた修理の仕事ができるかもしれないので二つ返事で答えました。

 

次の面談で工房の責任者の方と面談をし、無事に採用していただける事になりました。

 

 

修理工房は主に木工、塗装、張替の3つの部署があります。

 

国内外、何百という家具メーカーの家具を取り扱い、修理内容も様々でした。

 

グラつき、脚カット、台輪カット、部材の作り直しなどの木工修理は、大型機械や様々な道具も揃っているので、構造的に可能であればほとんどの加工もやっています。

 

塗装修理は、ちょっとした傷修理から塗り直し、鏡面仕上げ、ソファの革修理まで塗装に関する事は何でもやり、塗装ブースも完備していたのでラッカー塗装、ウレタン塗装もやっていました。

 

張替もダイニングの椅子からソファまで、ミシンで縫製をしながらファブリックや革、藤の張替もやっていました。

 

大塚家具には2013年1月から2018年7月までの5年7ヶ月、働かせていただきました。

 

ここでの経験が家具リペア職人としての基礎を築き、本当に多くの事を学ぶ事ができました。

 

何より先輩方が凄かった。

 

木工職人、塗装職人、張替職人、皆それぞれが10年、20年のベテラン職人で今でも憧れであり、目標でもあります。

 

また、大塚家具で経験した事が家具リペア職人として将来やりたい事、目指すべき事が見つかった時期でもありました。

 

つづく