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2019/10/29

自分

職人を目指し、職業訓練校に行っていた時、周りに上手い子がたくさんいた。

 

負けたくないと思い、必死で練習し、夜は家具職人の工房へ見習いに行っていた。

 

会社に勤めていた時は、上手い先輩がたくさんいた。

 

怒られながら、認めてもらいたいと必死でやっていた。

 

他人と比べる。

 

人にどう見られるか。

 

もちろんそれが大事な時もある。

 

でもそれは時に意味の無い見栄、プライドになり自分の成長の妨げになる。

 

どんな人間になりたいか、どんな職人になりたいか、理想の人間、職人像は自分の中に見えている。

 

あとはそれに向かって日々、自分と戦い、昨日の自分より少しでも成長するように頑張るだけ。

 

最大の敵は自分。

 

 

「あれになろう これになろうと焦るより 富士のように黙って 自分を動かないものに 作り上げろ」

                                    

 吉川英治作 「宮本武蔵」