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2019/10/14

家具を修理するという事

家具の修理は奥が深い。

 

同じメーカー、デザインの家具でも全く同じ修理をしたことはない。

 

壊れている所が違ったり、木目も全然違う。

 

そこが家具修理の魅力でもある。

 

毎回が新しい。

 

毎回が勉強。

 

失敗も何十回、何百回しただろうか。

 

ただ、その失敗が引き出しとなり次の仕事に生かされる。

 

このやり方ではできない、このやり方とこのやり方を合わせてやってみよう、と。

 

職人の永遠のテーマ、「早く、正確に」「早く、綺麗に」。

 

たぶん、死ぬまでゴールは無いだろう。

 

職人である限り常に追いかけるのだと思う。

 

仕事をしていていつも思う事がある。

 

「これでいいのか?間違っていないか?」と。

 

不安、恐怖に襲われる時もある。

 

そんな時、本で見つけたある職人の言葉を自分に言い聞かせる。

 

 

「完璧という事はない。ではどうするか? 精一杯の事をするしかない。心を込めて仕事をする。」