修理事例
セブンチェア 脚部再接着修理
セブンチェアの構造と当店の修理方法について
セブンチェアは、シェル(座面)裏側に取り付けられたパーツに、脚部をネジで固定する構造になっています。
このため、シェル裏のパーツが外れてしまうと、脚部を固定できず、使用ができなくなってしまいます。
現在製造されているセブンチェアでは、このシェル裏のパーツはプラスチック製となっており、2005年〜2009年頃に製造されたセブンチェアにおいて、このプラスチックパーツが剥がれてしまった、外れてしまった、というご相談を多くいただいています。
なお、プラスチックパーツが採用される以前は、この部分は木製パーツで作られていました。
当店では、プラスチック(パーツ)と木(シェル)という異なる素材同士を再接着するよりも、木と木という同素材同士の方が、接着の安定性・強度の面で優れていると考えています。
実際に、木製パーツが使われている時代のセブンチェアは、
・お住まいのエリアでお持ちの方が少ない
・流通量自体が少ない
といった理由もあると思いますが、修理のご依頼はほとんどありません。
そのため当店では、破損・外れてしまったプラスチックパーツを取り除き、新たに木製パーツを製作し直して修理を行っています。



