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2025/05/23
「好き」と「想い」がつながる場所

はじめまして、こんにちは。
このたび、ブログを初めて書かせていただくことになりました。
木工製作と家具リペアを担当しております、藤野と申します。
今回は自己紹介を兼ねて、私がTukuroiと出会うまでのお話をさせていただければと思います。
木工の道を探して
私の略歴については「スタッフ紹介」ページにも掲載しておりますが、ここでは少し違った角度からお話しします。
ご縁あって、ここ愛媛に移り住んできた当初。
仕事を探していた私は、ある“想定外”に直面していました。
それは――
「思っていたより、木工の仕事が見つからない…」という現実でした。
やむを得ず、前職である木工への想いを心の奥にしまい込み、松山市内の会社でグラフィックデザイナーとして働くことに。
デザインの仕事も好きでしたし、それなりのやりがいや楽しさも感じていました。
でも、頭の片隅には諦めきれない、“職人”“ものづくり”“木の仕事”…。
「やっぱり、木に触れて仕事がしたいなぁ…」
出会いは、10ページのブログ
「もう一度、木工の仕事がしたい」
「職人として積み重ねてきた経験を活かしたい」
そんな思いを抱えながら、日々情報を集めていたある日、Tukuroiのブログに出会いました。
それは全10ページにもわたるもので、職人としての歩みや想いがまっすぐに綴られていました。
読み始めると止まらず、夢中で一気に最後まで読み切ってしまいました。
高橋代表が抱えてきた葛藤や選んできた道、それに込めた想いに深く共感し、どの言葉も胸に強く響いたのを覚えています。
(↓高橋代表の当時のブログはこちら)
https://tukuroi.info/info/2020-12/page/2
そして興奮冷めやらぬまま、思い切って「何かお手伝いできることはありませんか?」とメールを送りました。
Tukuroiという静かな共鳴
後日、高橋代表とお会いしてたくさんお話をさせていただきました。物腰はとても柔らかく、ブログを読んで感じたままの、その実直なお人柄に惹かれました。
この「人のあたたかさ」は、Tukuroiという北欧を基調としたお店全体の柔らかな雰囲気にも、そのまま表れているように感じます。
もともと私は、北欧のシンプルで誠実な、美しいデザインが好きでした。
「ハンス・J・ウェグナー」に代表される家具デザイン、「マリメッコ」の色鮮やかなテキスタイル、「イッタラ」や「アラビア」のテーブルウェア、「ムーミン」といった誰もが一度は触れたことのあるような作品など…挙げればきりがないほど、北欧デザインの魅力に惹かれてきました。
そして、ものづくりに携わってきた私にとって、「リペア(修理)」という考え方は、新しい価値観との出会いでもありました。
「壊れたものも捨てずに直し、大切に永く使い続ける」という理念は、「これだけものが溢れる時代に、さらに新しいものを作ることへの迷いや、ゴミをできるだけ増やしたくない」という私の思いとも重なりました。
Tukuroiには、そんな私の「いいなと思うこと」「好きなこと」「やってきたこと」「できること」「やりたいこと」などが、まるで奇跡のようにつながっていました。
これからも、ものづくりの現場から
こうしてTukuroiの一員としてあたたかく迎えていただき、今、ここで働けることを心から嬉しく思っています。
これまでの経験を活かす以上に、日々新たな発見や学びの連続。
職人として、ひとつひとつ丁寧に、心を込めて家具と向き合う毎日です。
貴重なご縁に感謝しながら、これからもTukuroiの一員として、自分にできることをひとつずつ積み重ねていきたいと思っています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。